おや??
濃い緑の先に枝が伸び、淡い黄緑の葉っぱが伸びとる。
この木は何じゃ??
葉っぱを見とると椿の様に思うが??
「 狸殿、よう見とるなあ・・」
「 それは、お茶の木じゃ・・」
「 元は椿の木であったが、
変種を育て、お茶を採るようになった・・」
へえ、これがお茶の木か??
前茶・玉露・抹茶・番茶・ほうじ茶・茎茶・玄米茶・・
その元になる木かいなあ??
何か頼りないなあ!!
「 そうじゃ、この木から各々のお茶が出来るのじゃ・・」
「 新芽を採ったり、成長してから採ったり、
茎から採ったり、又時期違えて採取する・・」
「 それを蒸したり、天日に干したり、陰干ししたり
火に掛けたり、手で揉んだり、色々加工するのじゃ・・」
へえ、見た目は冴えない木じゃが、
色々な手順で、色々なお茶になるのじゃなあ!!
わしゃ、直ぐ呑める谷の水がよいぞう!!