いやあ!!
静かになったわい!!
朝から夕方まで、所謂、チェーンソー・クレーンの音
昼寝の子守歌にはならなんだ!!
丸坊主、と言っても、切ってしまうと、
何処を切ったか分からんなあ~~??
ビフォー
伐採する前の杉の木を見てないと分からんなあ??
何時もは、道や自分の目の届くとこしか見ていない。
ましてや、頭の上30mは見上げることは無いわなあ!!
日当たりが良くなったと、見上げて初めて、
杉の頭が無いことに気が付く!!
又、初めてお寺に来られた方は、
伐採した後が普通と思うので、当然変化は分からん!!
“ 気付き ”を常に意識するか否か??
狸の儂でも、哲学的に考える時がある!!
じゃが、人間は目先・今しか意識をせん!!
目で見るだけでなく、目で見たものから、
過去と未来を推測・予想する力を持たないかん!!
しかし、和尚もよう働いたなあ!!
伐採した杉の頭。落とした幹から枝を払い、
重たそうな杉の葉っぱと枝と幹を運んでおった!!
何十回も背中に担ぎ、
“
よいこらしょう ”と言いながら頑張っておった!!
その後も、熊手と箒で残りの枯れた枝を掃き、
仕上げに、ブロアーで細かいゴミを飛ばしておった!!
和尚は、晩酌を楽しむため、しんどい仕事に自分を追い込み、
晩酌の一杯目に幸せを感じておる!!
ようけの量も飲めないのに、一杯目が美味いそうじゃ!!
和尚がよく言いよる、“ 地獄の後は、必ず天国じゃ ”と。
“ 楽ばかりしてると、常に地獄じゃ “と。
狸の儂には、よう分からんが??
狸の儂には、“ 天国 ”だけでよか!!!