紫陽花葉落ち (2)

 

 「 おうやっと葉っぱが落ちたわい・・」

 「 この数年、温暖化で葉っぱが落ちなんだが、

 この冬の雪、4回降ったので久しぶりに葉が落ちた・・」

 

 「 テレビの天気予報を見ていると、

 『この冬一番の寒さ』『一週間で一番の寒さ』とか

           寒さを強調して予報しておる・・」

 

 「 じゃが、昔と違って、

 池の氷が張らず、霜も降りない時が続いておった・・」

 「 今年は温かい中でも雪が4回も降り、

2回は10cmも積もった・・」

 

 「 その寒さのせいで、

葉っぱが落ちなんだ紫陽花が久しぶりに全て落葉した・・」

 「 植物は、絶対温度を知っておる・・」

 

 「 人間は体感温度で、

少しの寒さをものすごく寒いと感じたり・・」

「 少しの暑さをものすごく暑いと感じたりする・・」

 

「 植物は生き残りを賭けっているので、

絶対温度を覚えており、葉を落として枝・幹を保護しておる・・」

 

「 人間は紅葉を見る時に、

真っ赤か否か、落ちたか否か、しか見ていない・・」

 

 「 葉を落とすのは、寒さから枝や幹を守るため・・」

 「 植物の自己保身・自己保全の方法を無視している・・」

 

 「 人間は、直ぐにエアコン・冷房・暖房・・」

 「 動物としての、保温能力・冷却能力を放棄している・・」

 

 「 汗をかく・さぶいぼが出る」

 「 人間の持っている自然の対応能力を生かすことが、

暖化を抑止する方法でもあろう・・」