「 大雪じゃ・・」
「 何と、10cm以上積もったわい・・」
「 写真でも撮るか・・」
「 長靴を履いて・・写真機をもって・・」
「 いやあ・・まだ降っておる・・」
「 いやあ・・銀世界じゃ・・」
和尚~~!!
「 おや‥狸殿の声が聞こえる・・」
「 何処におるのじゃ??この雪の中で??」
「 こう言う時は巣に籠っておるはずじゃのに・・」
「 何処じゃ??狸殿~~・・」
おう和尚!!
何しとる。写真機を持って??
「 久しぶりの大雪じゃて、雪の庭を撮ろうと思ってな・・」
「 狸殿もこの大雪に何で外出しとる??」
「 毛皮を着とっても寒いじゃろう??」
「 寒い日はいつも籠っておろうが??」
そうじゃ、儂も籠ろうと思ったが、
前の日から寒かって籠っていたら、腹が減って腹が減って!!
それで、雪が降っておるが出て来たとこじゃ!!
所が雪で足が冷たいよって、
雪の積もてない壁の縁や木の下を歩いておったのじゃ!!
「
成程・・で、腹はこなせたかや・・」
いや、虫も地中の奥までに逃げこんだによって、
雪だけ舐めておるわな!!
儂も凍え死ぬのは嫌なので、かえって寝るわ!!!
温かい雑炊でも食べてる夢を見ることにしよう!!
ほんなら、和尚も雪に足を取られ、転ばんようにな!!