演奏会で、それもシャンソンの演奏会は分かったが!!

 何でそんなもんに携わっておるんじゃ??

 

 「 簡単な話じゃ、

まずシャンソンが好きであるからじゃ・・」

 「 さらに、

シャンソンを唄とてはる方に惚れ込んだからじゃ・・」

 

 和尚!!恋をしたんかいなあ!!

 シャンソンを唄とてはる方を好きになったんかいなあ!!

 

 「 違う・・ 好きや嫌いでなく、

シャンソンンに向き合う姿勢と気持ち、

その歌・訳詞された作品に惚れたのじゃ・・」

 

 「 シャンソンには、恋・失恋・別れ・想い・追憶・・

色々な歌が有る・・」

「 その歌に込められた情感が大切なのじゃ・・」

 


「 その想い・心の情感を

歌に込めて相手に伝わるように唄わないかん・・」

 「 それがシャンソンじゃ・・」

 


 「 言い換えると、シャンソンは語り掛けるように・・

 相手の心に届くように切々と唄わないかん・・」

「 所が、そのシャンソンを朗々と、

又、オペラの様に歌う歌手が多い・・」

 


 「 またフランス語のシャンソンを日本語に訳詞する時は、

   日本語の微妙なニュアンスを考え、踏まえないかん・・」

 「 しかし、今までのシャンソンは直訳的な訳詞であり、

       脈絡のない単語の羅列的なものが多かった・・」

 

和尚、えらい蘊蓄をかたむけるなあ!!

 

「 その中に詩的要素も含ませないかん・・」

「 文章にしても詩のように世界が広がる・・」

 

 

 「 これは我々が、

日頃話をするときに意識をせないかんことじゃ・・」

 「 自分の発した言葉が相手の心に届いているか・・」

 


 「 自分の発した言葉の言霊が相手に届いたかを・・」

 

 和尚、難しいのう!!

 狸の儂に出来るかのう??

 

 和尚から聞いたシャンソンの事は寝ながら考えてみるわ!!