「 大雪じゃ・・」

 「 何と、10cm以上積もったわい・・」

 

 「 写真でも撮るか・・」

 「 長靴を履いて・・写真機をもって・・」

大雪庭 (16)
 


 「 いやあ・・まだ降っておる・・」

 「 いやあ・・銀世界じゃ・・」

大雪庭 (19)
 


 和尚~~!!

 

 「 おや‥狸殿の声が聞こえる・・」

 「 何処におるのじゃ??この雪の中で??」

 

 「 こう言う時は巣に籠っておるはずじゃのに・・」

 「 何処じゃ??狸殿~~・・」

大雪 樹木葬 (3)
 


 おう和尚!!

 何しとる。写真機を持って??

 

 「 久しぶりの大雪じゃて、雪の庭を撮ろうと思ってな・・」

 「 狸殿もこの大雪に何で外出しとる??」

 

 「 毛皮を着とっても寒いじゃろう??」

 「 寒い日はいつも籠っておろうが??」

 

 そうじゃ、儂も籠ろうと思ったが、

前の日から寒かって籠っていたら、腹が減って腹が減って!!

 

それで、雪が降っておるが出て来たとこじゃ!!

所が雪で足が冷たいよって、

雪の積もてない壁の縁や木の下を歩いておったのじゃ!!

211231雪景色庭 (33)


 

「 成程・・で、腹はこなせたかや・・」

 

いや、虫も地中の奥までに逃げこんだによって、

雪だけ舐めておるわな!!

儂も凍え死ぬのは嫌なので、かえって寝るわ!!!

温かい雑炊でも食べてる夢を見ることにしよう!!

 

ほんなら、和尚も雪に足を取られ、転ばんようにな!!